活動の種類 (複数回答可) |
奉仕 国際理解・親善 |
活動の単位 | 学年 |
1.テーマ
今、私たちにできること 平和学習から考える
2. 学校紹介
本校は、笠松・松枝・下羽栗の3つの小学校が集まってできている。今年度は1~2年6クラス、3年は各5クラス、愛学級が1クラスの計18クラス606名の大規模校である。学校教育目標「愛と知恵と勇気」のもと、生徒たちは、伝統である「学習」「合唱」「清掃」「ボランティア」の4本柱に力を入れて取り組んでいる。
3. 活動内容
毎年、3年生は、総合学習のまとめとして、広島研修(修学旅行)を通して「自分たちにできる平和活動」は何か?を学級ごとに話し合いを重ねてきた。
結果、地域を花で飾る活動をしていく学級、書き損じはがきや募金を集め、世界寺子屋運動やユニセフ、ピースボートの活動に参加する学級、老人介護施設を訪問し、お年寄りと交流をしていく学級等、学級独自の活動を企画し実践してきた。
(1) 花で町を明るくしよう |
(2) お年寄りの方たちと仲良く |
(3) 世界の子どもたちの平和のために 世界には、生活を支えるために学校に通えず働かなければならない、学校が近くにないなどの理由で学校に行けない子どもがいる。十分な医療設備がないために幼くして死に至る子どもがいる。地雷で手足を失い生活をしている子どもがいる。 マスメディアを通じてこうした実態を知った生徒には大きな衝撃であった。 早速、学級の話題とし、同じ世代の子どもたちを何とか助けたい、協力したいとインターネットを利用して詳しく調べはじめた。 そして、始めた活動が『書き損じはがき回収』や『使用済みインクカートリッジ回収』『募金活動』であった。 町内に50以上ある事業所や小学校、保育園に出向き、1軒1軒「ご協力をお願いします。」と頭を下げて設置箱の依頼をお願いしてきた。 集まった書き損じはがきやインクカートリッジ、募金は、それぞれ、世界寺子屋運動、ユニセフ、ピースボートの各事務局に送らせていただいた。 生徒の活動はほんの小さな一歩である。しかし、いつか彼らが再び今自分たちができることは何かを考え一歩を歩み出せば、きっと大きな一歩となるにちがいない。 |
![]() 小学校に出向き校内放送で依頼してる様子 |
ここがポイント | 修学旅行で平和学習を体験してきた生徒たちが、次は自分たちが出来ることは何かを考え、企画から実践まで行っていく生徒の姿 |
ここがねらい | 平和とは何か?戦争がなければ平和なのか?自分たちが考える平和とは何かを生徒の目線で考え、判断し、行動していくところ |
効 果 | ボランティアということばは知っていても「誰かのために尽くす」経験はあまりない生徒たちが、体験して学ぶことができたこと |
担当者のコメント | 地域の学校として、地域貢献できる生徒を育成するのがねらいである。人とのつながりを大切にした活動を、今後も推進していきたい。 |