活動の種類 | 奉仕 その他 |
活動の単位 | 全校 |
1.テーマ
人(社会・仲間)のためにつくし、働く喜びを感じられる児童の育成
2.学校紹介
本校の歴史は、明治6年 聞校学校、汎愛学校の開校により始まります。明治30年になると、北長森村が誕生し両校が、統合され、北長森尋常小学校となりました。そして、昭和15 年、岐阜市と合併し、岐阜市立長森北尋常高等小学校が生まれました。「長森北」という名称は、この時より使われています。
本校の学校の教育目標「長森北っ子は あかるく かしこく たくましく」は、本校の歴史ある目標です。 この目標達成に向け、自分と仲間の幸せのために、精一杯努力することを大切にしています。
3.活動内容
(1) 児童会が中心とした活動
1. 毎朝のゴミ拾い
環境美化委員会の働きかけで、子どもたちは、学校へ登校すると毎朝ゴミ拾いをしました。以前は、休日の後などごみがたくさ ん落ちていましたが、活動を続けるうちにずいぶん少なくなりました。ゴミを拾うことによって、子どもたち自身がゴミを捨てないことを意識できました。ま た、様々な活動で学校を使う方々の心にも子どもたちの思いが届くようになってきました。
2. 落ち葉拾い
落ち葉の季節となり、環境美化委員会が、毎朝始業前に落ち葉拾いを始めました。落ち葉の数が日増しに多くなってきたころ、5年 生の環境委員が、クラスの友達に「私たちだけでは、拾いきれないから助けてくれないかな。」と、頼みました。この働きかけから、落ち葉拾いは、高学年中に 広まっていきました。 「初めは、みんながやり始めたから、なんとなく始めたけど、やっていると、きれいになることが楽しくなってきた。」こんな声が、聞こえるようになりまし た。こうして落ち葉拾いに夢中になると、朝の始業時間に遅れてしまうこともでてきました。「朝の会に遅れないように大変そうな場所へは、応援にいこう。」 子どもたちは、こんな工夫もしながら、落ち葉拾いを続けてきました。 雪が降ると、高学年のこの姿は、雪かきの姿へと変わりました。 |
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3. 縦割り班の活動
1年生から6年生の全ての学年の児童で構成する「たてわりグループ」の活動に取り組んできました。
高学年は、「他学年の子の意見をよく聞いて、活動の計画や世話をする」ことを、中学年は、「約束を守って活動すること、高学年の姿を見て学ぶ」ことを、 低学年は、「わからないことは高学年に聞いて活動の仕方を学ぶ」ことをねらいとしています。年齢を超えた仲間との関わり合いの中で、自分が行うべきこと と、できることを考え行動する力を身に付けていきました。
《主な活動内容》
○ よろしく集会(4月) 1年間共に歩む縦割り班のスタートの集会です。自己紹介をしたり、ゲームをしたりしました。 |
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○ 縦わり遊び(毎月) 毎月班で工夫した遊びを行いました。遊びを通して、互いに分かり合い、班の結びつきを深めていきました。 |
○ 北っ子ラリー(6月) お弁当をもって、地域にある「前一色山」に登ったり、野一色公園で遊んだりしました。学校を離れ、それぞれの班で活動します。リーダーとなる6年生は、班の仲間が楽しく、安全に活動できるよう、下見をしたり、計画を立てたりてしきました。 |
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○ 子ども祭り(11月) 「笑 顔いっぱい、仲間いっぱい、宝物いっぱいの子どもまつりにしよう」をスローガンにかかげ、「子どもまつり」を行いました。 「子どもまつり」は、1年生か ら6年生までの縦割りのグループで、ゲームのコーナーを回ります。そのゲームコーナーも、1年生から6年生まで楽しめるものになるよう工夫しました。ゲー ムコーナーには、スローガン通りすてきな笑顔が溢れていました。 |
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(2) 家庭との連携
また、家庭生夏休み冬休みには、お手伝いをしたり、家庭の仕事を分担して行ったりすることを大切にしようと働きかけてきまし活について、アンケートをとり、それぞれの家庭で大切していることなどを学校だよりで紹介しました。
《紹介した例》
・ 家庭内の手伝い(そうじ、ごはんの準備、赤ちゃんの世話 など)をするように働きかけ、できたことを十分に認めるようにしています。
・ 挨拶ができる、思いやりをもつ、友達を大切に、嘘をつかない。この4つは、子どもにいつも言っている言葉です。
・ どういうことをされると嫌な思いをするか考えさせてみるようにしています。自分がされて嫌なことを他の人にしていないかどうか聞いています。
(3) 地域と連携した教育活動の工夫
1. 昔の遊びを教えてもらう会(1年生…2月)
1年生が、地域のお年寄りの方々から、昔の遊びを教えていただきます。地域のお年寄りから、遊び方を学びながら交流を深めます。
2. 福祉の学習(3年生)
3年生では、「総合的な学習の時間」に福祉の学習をします。
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3. 米作り体験学習(5年生)
5年生では、地域の伝統的な農具の保存を進めてきたグループ「民具・農具実行委員会」の皆さんから、米作りやわら細工を学びます。
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ここがポイント | 体験や人との関わりの中で感じ取ったこと、やってみて分かったことを大切にする。 |
ここがねらい | 人(社会・仲間)のためにつくし、働く喜びを感じられるようにする。 |
効果 | 児童や保護者が、学級や学級の友達や肯定な見方をしたり、温かな雰囲気をつくり出している。 |
担当者のコメント | 上記に報告した活動のみならず、全校職員が全ての教育活動の中で、仲間の幸せのために考えて行動することを大切にしてきました。 |